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22
フォアサム(通称「オルタネートショット」)
規則の目的:規則22はフォアサム(マッチプレーかストロークプレーのいずれかでプレーする)を扱っている。フォアサムは2人のパートナーが1つのサイドとして1つの球を交互にプレーする。このプレー形式のための規則は、ホールをスタートするためにパートナーたちが交互にティーオフし、交互にプレーしてホールを終えることを除いては、個人プレーに対するものと本質的に同じである。
22
フォアサム(通称「オルタネートショット」)
22.3

サイドはストロークを交互に行わなければならない

22.3/1
フォアサムでパートナー両者が同じティーイングエリアからティーオフした場合にどちらの球がインプレーとなるのかの決定
女子と男子で異なるティーイングエリアを使うミックスフォアサムをプレーするとき、例えば、男子が緑のティーマーカーによって定められるティーイングエリアからティーオフして、そのショットがアウトオブバウンズとなった場合、女子は次のストロークをその緑のティーイングエリアからプレーしなければならない。
22.3/2
フォアサムでパートナー両者が同じティーイングエリアからティーオフした場合にどちらの球がインプレーとなるのかの決定
プレーヤーとそのパートナーの両方が誤って同じティーイングエリアからティーオフした場合、どちらがプレーする順番であったのかを確定しなければならない。 例えば、プレーヤーAとプレーヤーBはサイドA-Bのパートナー同士であった。プレーヤーAが最初にティーオフして、その後でプレーヤーBが同じティーイングエリアからティーオフした。
  • プレーヤーAがティーオフする順番であった場合、プレーヤーBの球はストロークと距離の罰(規則18.1)に基づいてそのサイドインプレーの球となる。そのサイドは3打(1罰打を含む)を終えたことになり、プレーヤーAが次にプレーする順番となる。
  • プレーヤーBがティーオフする順番であった場合、そのサイドはプレーヤーAが最初にプレーしたときに間違った順番でプレーしたことになり、マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2罰打を受ける。ストロークプレーでは、プレーヤーBの球がそのサイドインプレーの球となり、そのサイドは3打(2罰打を含む)を終えたことになり、プレーヤーAが次にプレーする順番となる。
22.3/3
プレーヤーは自分のパートナーがプレーできるように故意に空振りしてはならない
プレーヤーはわざと球を空振りすることによってプレーする順番を変えることはできない。「ストローク」は球を打つために行われるクラブの前方への動きである。したがって、プレーヤーがわざと球を空振りした場合、そのプレーヤーはストロークを行っておらず、依然としてそのプレーヤーがプレーする順番となる。 例えば、プレーヤーAとプレーヤーBはサイドA-Bのパートナー同士であった。プレーヤーAはプレーヤーBがそのショットを打てるように球を故意に空振りした。プレーヤーAはその球を打つ意図がなかったのでストロークを行っていない。その後、プレーヤーBがその球をプレーした場合、依然としてプレーヤーAがプレーする順番であったので、プレーヤーBは間違った順番でプレーしたことになり、サイドA-Bは一般の罰を受ける。 しかしながら、プレーヤーAが球を打とうとしていたのに偶然にその球を空振りした場合、プレーヤーAはストロークを行ったことになり、プレーヤーBがプレーする順番となる。
22.3/4
間違ったパートナーが暫定球をプレーした場合にどのように処置すべきか
サイド暫定球をプレーすることに決めた場合、そのサイドの次のストロークを行う順番であるパートナーがその暫定球をプレーしなければならない。 例えば、プレーヤーAとプレーヤーBはサイドA-Bのパートナー同士であった。プレーヤーAが自分の球をプレーしたところ、その球はアウトオブバウンズペナルティーエリア以外の場所で紛失することが疑われた。そのサイド暫定球をプレーすることに決めた場合、プレーヤーBがその暫定球をプレーしなければならない。プレーヤーAが誤ってその暫定球をプレーした場合、元の球が見つかってその暫定球インプレーの球とならないときは、罰はない。 しかしながら、元の球が紛失してその暫定球インプレーの球となる場合、この事例ではプレーヤーAがその暫定球をプレーしたので、そのサイドは間違った順番でプレーしたことについてマッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける。ストロークプレーでは、その暫定球を放棄して、プレーヤーBはプレーヤーAが元の球を最後にストロークした箇所に戻って、球をインプレーにしなければならない(規則18.2b)。
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