正式な解釈に戻る
5

ラウンドをプレーすること

セクションに移動
セクションを印刷
5
ラウンドをプレーすること
規則の目的 規則5はラウンドをプレーする方法を扱っている(例えば、プレーヤーはラウンドの前やラウンド中に、コースのどこで、いつ練習を行うことができるのか、ラウンドはいつ始まり、いつ終わるのか、また、プレーを中断するときや再開するときに何が起こるのか)。プレーヤーは次のことが期待される:
  • 各ラウンドを時間通りに始める。
  • ラウンドが終了するまで各ホールを中断することなく速やかなペースでプレーする。
自分のプレーの順番となったときに、40秒以内(通常はさらに短い時間で)にストロークを行うことを推奨する。
5
ラウンドをプレーすること
5.2

ラウンド前やラウンドとラウンドの間にコース上で練習すること

5.2b/1
ストロークプレーでの「その日の自分の最終ラウンドの終了」の意味
ストロークプレーで、プレーヤーはその日の自分の最終ラウンドを終了し、そのコースではその日にそれ以上のホールを競技会の一部としてプレーすることはなかった。 例えば、2日間で行われる36ホール競技の初日の第1ラウンドを終了した後で、プレーヤーの次のラウンドが翌日になるまで始まらないのであれば、そのプレーヤーは規則5.2bにより、その日のうちに競技会で使うコースで練習することが許される。 しかしながら、そのプレーヤーが1つのラウンドを終了したものの、同日にそのコースで別のラウンドラウンドの一部をプレーすることになっている場合、そのコースで練習することは規則5.2bの違反となる。 例えば、マッチプレー競技に進むためのストロークプレーによる予選ラウンドのプレーを終了した後で、プレーヤーがそのコースで練習した。すべてのプレーが終わった後で、そのプレーヤーはマッチプレー競技に進む最後の順位にタイとなった。タイは、同日そのコースでプレー終了後速やかにプレーされるストロークプレーによるホール・バイ・ホールのプレーオフで決定することになっていた。 そのプレーヤーがそのコースで練習したことが規則5.2bの最初の違反であった場合、そのプレーヤーはプレーオフの最初のホールに適用される一般の罰を受ける。それが2回目の違反であった場合、そのプレーヤーはプレーオフの前にそのコースで練習したことについて規則5.2bに基づきプレーオフで失格となる。
5.2b/2
連日に及ぶ競技会ではラウンド前のコース上での練習が認められる場合がある
連日に及ぶ競技会がコースで予定され、委員会が一部のプレーヤーたちは初日にプレーし、その他のプレーヤーたちは後日にプレーするように予定を決めていた場合、プレーヤーは自分のラウンドをプレーすることが予定されていない日であればいつでもそのコースで練習することが認められる。 例えば、競技会が土曜日と日曜日に予定されていて、プレーヤーは日曜日にだけプレーする予定の場合、そのプレーヤーは土曜日にそのコースで練習することが認められる。
5.2/1
規則5.2の「コース」の意味
規則5.2について、「コース」(明朝体の太字で使用されていない場合)という文言は、その日にプレーされる競技のすべてのラウンドに使われるホールを意味するために使用される。 ラウンド前に認められる練習の例には次の場合を含む:
  • 1つのコースで競技をプレーすることになっているプレーヤーは同じ日に前もって他のコースでプレーすることができる(たとえ両方のコースの間に境界がなく同じ敷地にあったとしても)。
  • 1番ホールから9番ホールでの競技をプレーすることになっているプレーヤーは、同じ日に前もって10番ホールから18番ホールでプレーすることができる。(新)
5.3

ラウンドを始めること、終えること

5.3a/1
スタート時間の罰を免除する例外的な状況
規則5.3aに基づく例外3の「例外的な状況」という言葉は、プレーヤーの力の及ばない不運や予期しない出来事を意味しているのではない。コースへ到着するための時間に余裕をもつことや、遅延の可能性を考慮に入れることはプレーヤーの責任である。 どういった場合が例外的であるのかは各ケースの状況次第であり、委員会の決定に委ねられるので、それを決定するための具体的なガイダンスは規則に存在しない。 次の例には含まれていない重要な要素として、委員会がその状況が例外的であるとみなすほどに複数のプレーヤーが関与している状況については考慮すべきということがある。 例外的とみなすべき状況の例は次を含む:
  • プレーヤーが事故現場に遭遇し、医療支援を行ったり、目撃者としての証言を求められたが、そうしたことがなければ時間通りにスタートしていた。
  • プレーヤーが宿泊していたホテルで火災報知機が鳴り、避難しなければならなかった。そのプレーヤーが部屋に戻って、着替えたり、自分の用具を回収できたときには、そのプレーヤーは自分のスタート時間に間に合うことは不可能となっていた。
通常、例外的とはみなされない状況の例は次を含む:
  • プレーヤーはコースに向かう途中で道に迷ったり、車が故障した。
  • コースへの道のりでひどい渋滞につかまったり、交通事故のせいで予想以上の時間がかかってしまった。
5.3a/2
「スタート地点」の意味
規則5.3aの「スタート地点」とは、委員会が設定した、プレーヤーが自分のラウンドを始めるホールのティーイングエリアのことである。 例えば、委員会は一部の組を1番ティーからスタートさせ、一部の組を10番ティーからスタートさせることができる。「ショットガンスタート」では、委員会は各組を異なるホールからスタートさせるように割り振ることができる。 委員会はプレーヤーがスタート地点に到着していることになる基準を定めることができる。例えば、委員会はスタート地点に到着していることになるためにはプレーヤーはプレーするホールのティーイングエリアのギャラリーロープ内にいなければならないと規定することができる。
5.3a/3
「プレーをすぐに始めることができる状態」の意味
「プレーをすぐに始めることができる状態」という言葉は、プレーヤーが少なくともすぐに使える準備ができている1本のクラブと1つの球を手にしていることを意味している。 例えば、プレーヤーがスタート時間までに1つの球と1本のクラブ(たとえ、そのプレーヤーのパターだけであったとしても)を手にしてスタート地点に到着している場合、そのプレーヤーは「プレーをすぐに始めることができる状態」とみなされる。そのプレーヤーが自分のプレーする順番となったときに異なるクラブの到着を待つことに決めた場合、不当の遅延(規則5.6a)について罰を受けるだろう。
5.3a/4
スタート地点にいたプレーヤーがスタート地点から離れる
プレーヤーはスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態であったが、その後何らかの理由でスタート地点を離れた場合、適用される規則はそのプレーヤーがスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態であったかどうかによる。 例えば、プレーヤーのスタート時間は午前9時00分であり、そのプレーヤーは午前8時57分にはスタート地点に到着し、プレーをすぐに始めることができる状態であった。そのプレーヤーはロッカーに何かを置き忘れたことに気づき、それを取りに行くためにそのスタート地点を離れた。そのプレーヤーがスタート地点に午前9時00分00秒に戻って来なかった場合、そのプレーヤーは自分のスタート時間に遅刻したことになり、規則5.3aが適用される。 しかしながら、そのプレーヤーが午前9時00分にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態であり、その後で自分のロッカーに向かった場合、そのプレーヤーは自分のスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態であったことにより規則5.3aの要件を満たしていたので、規則5.6a(不当の遅延)に基づき罰を受けるだろう。
5.3a/5
両方のプレーヤーが遅刻した場合、マッチは2番ホールから始まる
マッチの両方のプレーヤーは自分たちのスタート時間が過ぎてから5分未満にスタート地点にプレーをすぐに始めることができる状態で到着し、どちらのプレーヤーにも例外的な状況(例外3)はなかった場合、両者ともにそのホールの負けの罰を受け、最初のホールの結果はタイとなる。 例えば、スタート時間が午前9時00分のときに、プレーヤーはスタート地点にプレーをすぐに始めることができる状態で午前9時02分に到着し、相手はプレーをすぐに始めることができる状態で午前9時04分に到着した場合、プレーヤーは相手よりも先に到着していたとしても両者ともにホールの負けの罰を受ける(例外1)。したがって、1番ホールはタイとなり、そのマッチは2番ホールからオールスクエアで始まる。両者が2番ホールのティーイングエリアに向かうために1番ホールをプレーしても罰はない。
5.5

ラウンド中、またはプレーの中断中に練習すること

5.5a/1
適合球と同様のサイズの球で練習ストロークをすることは違反となる
規則5.5aに基づく「練習ストローク」は、クラブで適合球を打つことだけではなく、プラスチック製の練習ボールなど、ゴルフボールと同様のサイズのその他の種類の球を打つことも扱っている。 ティーや自然物(石や松ぼっくり)をクラブで打つことは練習ストロークではない。
5.5c/1
ストロークプレーのラウンドが再開したときは追加の練習の許可はもはや適用されない
ストロークプレーで、中断していた後で委員会がプレーを再開した場合、その中断の前にラウンドを始めていたすべてのプレーヤーはそのラウンドのプレーを再開したことになる。その結果、そうしたプレーヤーは規則5.5b(ホールとホールの間の練習ストロークの制限)によって認められている以外の練習をすることはもはや認められない。 例えば、委員会がその日のプレーを中断し、プレーは翌日の午前8時00分に再開することになっていた場合、特定のティーイングエリアからプレーする3番目の組にいたプレーヤーは、プレーが午前8時00分に再開した後は指定練習区域で練習を続けることは認められない。 プレーヤーの組がすぐに次のストロークを行うことができなかったとしても、そのプレーヤーのラウンドは再開したことになる。認められる唯一の練習は、終了したばかりのパッティンググリーン、練習パッティンググリーン、あるいは次のホールのティーイングエリアやその近くでパッティングやチッピングを行うことである。
5.6

不当の遅延;速やかなプレーのペース

5.6a/1
正当あるいは不当とみなされる遅延の例
規則5.6aの文脈でいう「不当の遅延」とは、他のプレーヤーに影響を及ぼしたり、競技会を遅らせるような、プレーヤーが自分でコントロールできる範囲のプレーヤーの行為によって生じた遅延のことをいう。ラウンド中に起きる通常の出来事の結果として、あるいはプレーヤーがコントロールできない短い時間の遅延は一般的に「正当な」遅延として扱われる。 どういった行為が正当あるいは不当であるかの決定は、そのプレーヤーが同じ組の他のプレーヤーや前の組を待っていたかどうかなどを含め、すべての状況による。 正当と扱われる可能性の高い行為の例は次の通り:
  • 飲食物を入手するために、クラブハウスやコース売店に短時間立ち寄った。
  • 委員会が通常の中断(規則5.7b(2))をしたときに、そのホールのプレーを終わらせるかどうかを決めるためにプレーしている組の他のプレーヤーたちと相談する時間を取った。
短い時間の遅延を超えたプレーの遅延を生じさせた場合に、不当の遅延と扱われる可能性の高い行為の例は次の通り:
  • 紛失したクラブを回収するために、パッティンググリーンからティーイングエリアに戻った。
  • 認められている3分の捜索時間が経過した後に、数分間にわたり紛失球を捜し続けた。
  • 委員会が認めていない場合に、飲食物を入手するためにクラブハウスやコース売店に数分間を超えて立ち寄った。
5.6a/2
突然の病気や怪我に見舞われたプレーヤーには回復のために通常15分の時間が認められる
プレーヤーが突然の病気や怪我(熱中症になったり、蜂に刺されたり、飛んできたゴルフボールに当たったりなど)に見舞われた場合、委員会は通常そのプレーヤーに回復のために15分までの時間を認めるべきであり、プレーを続けない時間が15分を超える場合にはそのプレーヤーはプレーを不当に遅らせていることになる。 プレーヤーがラウンド中に怪我の症状を緩和するための処置を繰り返し受ける場合にも、委員会は通常同じ制限時間(15分)をそのプレーヤーがその処置に費やす合計時間に適用すべきである。
5.7

プレーの中断;プレーの再開

5.7a/1
どのような場合にプレーヤーがプレーを中断したことになるか
規則5.7aの文脈でいう「プレーを中断する」とは、プレーヤーによる意図的な行為や中断したことになるほど十分に長い遅延のどちらかである。一時的な遅延は、正当であるか不当であるかにかかわらず、規則5.6a(不当の遅延)で扱っている。 委員会がプレーを中断したことについて規則5.7aに基づいてプレーヤーを失格とする可能性が高い例は下記の場合を含む:
  • プレーヤーがフラストレーションを溜めて、戻って来るという意図なしにコースから歩いて立ち去った。
  • 委員会が認めていない場合に、プレーヤーが9ホール終了後にテレビを見るためや昼食を取るために長時間クラブハウスに立ち寄った。
  • プレーヤーがかなりの時間にわたって雨宿りをした。
5.7b/1
プレーが中断された後に球をドロップしたことはプレーを中断しなかったことにはならない
プレーの中断後、球をドロップする、完全な救済のニヤレストポイントを決定する、あるいは球の捜索を続けるなどプレーヤーが規則に基づいて処置する場合、罰はない。 しかしながら、委員会が即時中断の合図を送った場合、規則5.7b(1)の目的に照らして、すべてのプレーヤーがさらなる行動を取ることなく、直ちに避難することが推奨される。
5.7b(1)/1
プレーヤーがプレーを中断しなかったことが正当化される状況
規則5.7b(1)に基づいて、委員会がプレーの即時中断を宣言した場合、すべてのプレーヤーは直ちにプレーを中断しなければならない。この中断の意図は雷などの潜在的な危険な状況が存在する場合に、できるだけ速やかにコースから人を立ち去らせるようにすることである。 しかしながら、中断が宣言されたときに混乱や不確実性が生じることがあり、プレーヤーが直ちにプレーを中断しなかった理由を説明したり、正当化する状況もあり得る。そうしたケースでは、規則5.7b例外は委員会が規則の罰を課さないことに決めることを認めている。 プレーが中断された後にプレーヤーがストロークを行った場合、委員会はそのプレーヤーを失格とすべきかどうか決定するときにすべての関連する事実を考慮しなければならない。 委員会が中断後にプレーを続けたことが正当化されると決定する可能性の高い例は次の場合を含む:
  • プレーヤーはコースの遠い場所におり、プレー中断の合図が聞こえなかったり、その合図を車のクラクションなど、何かしら別のものと混同した。
  • プレーヤーはすでにスタンスを取り、クラブを球の後ろに構えていた、あるいはストロークのためのバックスイングを始めていて、躊躇せずにそのストロークを最後まで行った。
委員会が中断後にプレーを続けたことが正当化されないと決定する可能性が高い例は、プレーヤーはプレー中断の合図が聞こえていたが、プレーを中断する前にストロークを即座に行ってしまいたいと考えた場合(ショートパットを打ってそのホールを終えたり、望ましい風が吹いているうちにその恩恵を受けてプレーしたいなど)である。
5.7c/1
委員会が雷の危険はないと結論づけた場合、プレーヤーはプレーを再開しなければならない
プレーヤーの安全は最優先であり、委員会はプレーヤーを危険にさらすリスクを取るべきではない。規則5.7a(プレーヤーがプレーを中断することができる場合、または中断しなければならない場合)はプレーヤーが落雷による危険があると合理的に考えた場合、プレーを中断することを認めている。この状況では、そのプレーヤーの考えが合理的である場合、そのプレーヤーが最終判断者となる。 しかしながら、委員会が雷による危険がもはや存在しないと結論づけるためのすべての合理的な方法を用いた後でプレーの再開を指示した場合、すべてのプレーヤーはプレーを再開しなければならない。プレーヤーが自分でまだ危険だと考えたことでプレーの再開を拒否する場合、委員会はそのプレーヤーの考えは不当であると結論づけ、そのプレーヤーは規則5.7cに基づいて失格となるであろう。
5.7d(1)/1
プレーヤーは中断中に改善されたり、悪化したバンカー内のライを受け入れなければならないのかどうか
プレー再開のときに球をリプレースする場合、規則14.2d(元のライが変えられた場合に球をリプレースする場所)は適用されず、そのプレーヤーは元のライを復元することを要求されない。 例えば、プレーが中断したときにプレーヤーの球はバンカーの砂にくい込んでいた。プレーの中断中に、そのバンカーはメンテナンススタッフによって整備され、砂の表面はスムーズにならされた。そのプレーヤーは、それが砂の表面となり、砂にくい込まないことになったとしても、その球が拾い上げられたと推定する箇所に球をプレースすることでプレーを再開しなければならない。 しかしながら、そのバンカーがメンテナンススタッフによって整備されなかった場合、そのプレーヤーはプレーが中断する前のストロークに影響する状態が必ずしも保証されていない。ストロークに影響する状態自然の力(風や水など)によって悪化した場合、そのプレーヤーはそのように悪化した状態を改善してはならない(規則8.1d)。
より探求する